今年でオープンから35年目を迎えた、万代シテイ第二駐車場ビル1Fにある新潟・市民映画館シネ・ウインド。
その名の通り有志によって設立され、市民による市民のための映画館として運営を続けてきました。
井上支配人にお話を伺いました。「シネ・ウインドの特徴はお客さまとの距離が近いところ。会員が運営に参加しているので、映画を見る側が映す側にも回り、プロデューサーにもなれます。それがあるからこそ35年間、独特な映画館として認識されてきたところだと思いますし、これからもそうありたいと思います」
井上支配人もはじめはシネ・ウインドの会報誌「月刊ウインド」の編集スタッフとして参加していたのだとか。
井上支配人の組む上映プログラムは、劇映画のみならずドキュメンタリー作品やインディーズ作品など、個性溢れるさまざまな作品が組まれます。
シネ・ウインドでは毎年12/7の誕生日に向けて11月から周年祭を開催。
今年の35周年祭のおすすめを聞きました。
「藤井道人監督を応援するスタッフたちによるコラボ企画『宇宙でいちばんあかるい屋根』や俳優ティモシー・シャラメ特集のうちの一つ『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』など、すでに全国上映されている作品もありますが、シネ・ウインドならではの切り口で特集をすることで、またちがう見せ方をすることができると思います」
さいごに、万代シテイの印象を伺いました。
「私は28年前に県外から新潟へ来ましたが、ずいぶん街も変化しましたね。バスセンターがあることもあり、世代を超えて多くのひとが交差する街であってほしいと思います」